スズキセルボは系譜上ではフロンテクーペを始祖とする、パーソナル・ユーズをコンセプトとした2ドアの軽スペシャルティカーである。
フロンテクーペとは、当時360ccの軽自動車枠内の中で、『ふたりだけのクーペ』の宣伝フレーズでフスズキからが登場した軽自動車である。デザインはジョルジェット・ジウジアーロによるものをベースに、スズキ社内で完成させたものである。フロントの窓は鋭角にデザインされ、三角窓も廃した。車高は軽乗用車中最低の1,200mmで低い車高(ルーフ)で、前後重量配分は39.5対60.5であり、ゼロヨン加速は19.47秒であった。ステアリングポストが上下に57mmチルトし、体形に合わせて調節可能であり、シートも当時としては本格的なバケットタイプで運転席、助手席ともに前後スライド調整できた。メーターはグレード等にもよるが、7連メーターを装備し右から順に、燃料、速度、機関、水温、電圧、時計と並んだ。タイマー付時計で秒針とブザー付。最上級のGXには室内温度計付のオーバーヘッドコンソールが天井に装備された。
1971年に登場し、1976年に生産終了。翌年10月に新軽自動車規格にあわせた後継車のセルボが登場した。
エンジン型式:水冷・2サイクル・3気筒
総排気量:356cc
最高出力:37ps/6500rpm
車両重量:480kg
最大トルク:4.2kg-m/4500rpm
発売当時価格:45.5万円(GX)
4代目が1998(H10)年に終了して以来、久々の復活となったセルボ。同時に開発されたMRワゴンがファミリィ向けなのに対し、セルボはよりスポーティで上質なモデルだ。MRワゴンよりもステアリングのギア比をクイックにするなど、キビキビとした操作感を実現した。ボディサイドのキャラクターラインが特徴的。上級グレードにはエアロパーツとアルミホイールを装備したスポーティ仕様や、ブルートゥースハンズフリーに対応したモデルも用意される。エンジンはNAとターボの2種類。ミッションはすべて4ATで、ターボモデルにはマニュアル操作も可能なゲート式4ATを採用した。全車キーレスエントリーシステムを標準装備。2WDと4WDが選べる。
NAエンジン搭載車の燃費を改善。2WD車は10・15モード燃費が22.0km/Lに向上し、環境対応車普及促進税制に適合。また、一部モデルのフロントバンパーなどが変更され、オーディオガーニッシュにシルバー塗装が施されるなど、内外装の質感も向上。ラインナップの整理も行われ、4モデルに集約。
| グレード |
価格 (万円) |
スペック | 乗車定員 | ドア枚数 | 排気量 (cc) |
燃費 (km/L) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 660 G | 99.5 | [4AT] [G] [FF] |
4 | 5 | 658 | 22.0 |
| 660 G リミテッド | 111.1 | [4AT] [G] [FF] |
4 | 5 | 658 | 22.0 |
| 660 G 4WD | 115.0 | [4AT] [G] [4WD] |
4 | 5 | 658 | 19.6 |
| 660 G リミテッド 4WD | 126.5 | [4AT] [G] [4WD] |
4 | 5 | 658 | 19.6 |
| 660 TX | 131.0 | [4AT] [G] [FF] |
4 | 5 | 658 | 19.8 |
| 660 SR | 141.8 | [CVT] [G] [FF] |
4 | 5 | 658 | 23.0 |
| 660 TX 4WD | 143.9 | [4AT] [G] [4WD] |
4 | 5 | 658 | 18.4 |
| 660 SR セットオプション装着車 | 147.0 | [CVT] [G] [FF] |
4 | 5 | 658 | 23.0 |
| 660 SR 4WD | 154.6 | [CVT] [G] [4WD] |
4 | 5 | 658 | 21.0 |
| 660 SR セットオプション装着車 4WD | 159.8 | [CVT] [G] [4WD] |
4 | 5 | 658 | 21.0 |
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